最終更新日:
2025-04-14
投稿日:
2024-11-15

2024年10月の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は909件を記録し、前年同月比14.6%増となりました。10月としては2013年(959件)以来、11年ぶりに900件台を記録する事態となり、景気動向の変調を示す注目すべき指標となっています。

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目次

倒産件数・負債総額の推移

直近3ヶ月の動向

出典:東京商工リサーチ

企業倒産、10月は11年ぶりの900件台に到達 - 小規模企業の倒産が加速

2024年10月度の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は、件数が909件(前年同月比14.6%増)となり、2カ月連続で前年同月を上回りました。7月以来3カ月ぶりに900件を超え、10月としては2013年の959件以来、11年ぶりの高水準を記録しました。

負債総額は2,529億1,300万円(同17.8%減)と3カ月連続で前年同月を下回ったものの、2024年では7月の7,812億600万円に次ぐ2番目の高水準となりました。規模別では、負債100億円以上の大型倒産が2件(前年同月6件)と減少する一方、5億円以上10億円未満が20件(同25.0%増)、1億円以上5億円未満が168件(同0.5%増)と中堅規模で増加。特に注目すべきは、1億円未満の倒産が701件(同19.4%増)と全体の77.1%を占め、今年最高の構成比となったことで、小・零細規模の倒産が主体となっています。なお、集計対象外の負債1,000万円未満の倒産も48件(前年同月47件)発生しています。

2024年1-10月の累計は8,323件(前年同期比17.6%増)となり、11年ぶりの年間1万件超えが現実味を帯びています。四半期別の推移を見ると、2024年1-3月が2,319件(前年同期1,956件)、4-6月が2,612件(同2,086件)、7-9月が2,483件(同2,238件)と、夏場に一服したものの高水準で推移。2022年4-6月期から10四半期連続で前年同期を上回る状況が続いています。

年末にかけては資金需要の活発化が見込まれるが、コロナ禍での資金繰り支援により生じた過剰債務を解消できない企業が依然として多い状況です。現状は業績不振企業の息切れに加え、売上増に伴う資金調達が追いつかない企業の黒字倒産も押し上げ要因となっており、今後も倒産の増勢が続く可能性が高い状況となりました。

産業別・地域別倒産状況

産業別:10産業中7産業で前年同月を上回る

2024年10月 産業別倒産状況
出典:東京商工リサーチ

主なサービス業他 倒産状況
出典:東京商工リサーチ

2024年10月の産業別倒産は、10産業のうち7産業で前年同月を上回る結果となりました。最多はサービス業他の303件(前年同月比18.8%増)で、2カ月ぶりに前年同月を上回り、月次倒産全体の33.3%(前年同月32.1%)を占めています。

増加傾向が顕著な業種として、卸売業が95件(同6.7%増)で13カ月連続の増加、情報通信業が55件(同103.7%増)で7カ月連続の増加となりました。また、小売業は103件(同27.1%増)で4カ月連続、建設業187件(同14.0%増)と製造業105件(同1.9%増)がそれぞれ2カ月連続で前年同月を上回っています。金融・保険業は4件(前年同月2件)と3カ月ぶりに発生しました。

特筆すべき点として、ソフトウェア業29件(同15件)を含む情報通信業の倒産件数が過去10年間で最多を記録しました。

一方、減少傾向を示した業種は、農・林・漁・鉱業が4件(同63.6%減)で4カ月ぶり、不動産業が21件(同22.2%減)で2カ月ぶり、運輸業が32件(同5.8%減)で3カ月連続と、それぞれ前年同月を下回っています。

地域別

9地区中7地区で前年同月を上回りました。

2024年10月 都道府県別倒産
出典:東京商工リサーチ

四国20件(同11.1%増)は4カ月連続増、北海道29件(同3.5%増)、近畿242件(同23.4%増)、九州82件(同49.0%増)は2カ月連続増。東北58件(同75.7%増)、中部113件(同22.8%増)は2カ月ぶり、北陸20件(同150.0%増)は3カ月ぶりの増加。関東310件(同4.0%減)と中国35件(同12.5%減)は2カ月ぶりの減少となりました。

10月の主な大型倒産(負債額上位5社)

出典:東京商工リサーチから作成

*本記事は東京商工リサーチ『2024年10月の全国企業倒産909件』を基に作成されました。

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